ひーちゃんのつぶやき
トランスジェンダーって
2021-05-19
人間にはいろんな人たちがいる、男性・女性・障がい者・高齢の方・黒人・白人など、みんな人間です。
しかし何か違う人を見ると「あの人変」とか「近づいたらダメ」という大人たちがいる。
私が子どもの頃、「悪いことしたらあんなになるのよ」と言われいっしょに遊んでくれず父と姉が遊んでくれた。あの頃はまだ障がい者への理解が進んでいなかったためどう接していいのか分からなかったのだろうと思います。だけど親戚や近所の人たちは「ひろくん遊びにおいで」と言ってくれた。
1982年に「完全参加と平等」をテーマに「国際障害者年」が始まると障がい者への意識が高まり普通で当たり前の生活を送らなければならないという「ノーマライゼーション」が謳われていき、今では障がい者が仕事をしたり出かけたりしている。
しかし今、男性であるがゆえに・女性であるがゆえに区別(差別)されている。日本の国会議員の中で女性議員は2019年3月時点で衆議院10.1%(47人),参議院20.7%(50人)となっている。これは世界で低い水準となっている。民間企業でも部長級で女性登用は2018年係長級18.3%・課長級11.2%・部長級6.6%となっている。就業者数も管理的職業従事者に就いている女性は先進国の中で低くなっている。なぜだろう?
それは女性が働きにくい環境となっている、もっと女性が働きやすい環境を整えることである、就職し何年か経つと結婚・出産をするが、育児が落ち着くと仕事に戻りたいと思うがもうそこにはほかの人がいて自分の居場所がなくなっていることも、その上子どもを迎えに行かなくてはならない、子どもが病気になると仕事を休まざるを得ない。すると会社は別の社員を入れる、いくらキャリア(経験)があってももう戻れないのである。男性・女性・ジェンダーの差別はなくならない。昔は男性が働き女性は家を守るのが当たり前であったが現在では男性の収入だけでは生活ができなくなったため夫婦共働きが増えてきたが、女性は政治力・経済力(賃金)の格差がひとつの要因となっている、また男性だから働かなくてはならない、女だから家事はすべてこなさなくてはならないなど自分自身や周りから性別によって「するべき」行動が決められてしまったり、将来の可能性を狭められてしまったりすることもあります。これが意思に反しているのであれば、生きづらさにつながります。
せっかくキャリアがあっても男性だから・女性だからといって、出来る・出来ないを決めることはそのキャリアを奪うことになる。
男性のいいところ・女性のいいところを見て、住みやすい社会にしなければならない、もちろん高齢の方・障がい者もです。世界の人々がしあわせになるように。
長平良 洋史