ひーちゃんのつぶやき
後光がさす人
2017-02-13
私たちは優しい人やステキな人の事を「後光がさして見えるな」と表現する。
この「後光」とは、仏・菩薩の背中から放たれるといわれている神秘的な光の事をいう。
優しく思いやりがあり、親切で暖かみ・気高さある人の事をいうその優しさに触れると安心感を覚えるのだ、何かに優れている人やすごい学歴を持っている人を紹介されると、「すごいな」人格的にもすばらしい男性・女性と勝手に思い込んでしまうことがある、それは「後光」に惑わされている状態です。
そしてイケメンの男性や美しい・優しい女性・性格もいい人に出会うと洗練されているなどと錯覚するのです、実際の人格は、まったく反対の男性や女性だったとしてもです。すべてが自分の理想どおりのすばらしい男性・女性に見えるのです、これが「後光放射効果」というのです。
「後光」は人を惑わす力を持っているのではないでしょうか?あの人は優しくて美しい女性、親切で頼りがいのある人だと思わせる神秘的な光なのかもしれません、しかしそれは逆かもしれません。あまりにも頼りすぎてしまい知らぬ間に裏切られていたという事がある、それはその人の実際の性格や人格が神秘的な光によってよく見えていなかったのではなかったのかもしれません、その人といるとホッとする・何でも話せるといった思い込みだったのでは?
人間は優しくされるといい所ばかり見えてしまうものなのですがいい所しか見ていないのです、いじわるばかりする人といっしょにいると嫌ですよね、しかしそんな人ほど優しいのです。
外見がよくても不思議な光によって内面もいいだろうと思わされているのです。
「眩くて目が開かない」といっしょの事なのです、人間には「光と影」・「表と裏」がある、かっこよくて立派な人と出会うと「光と表」しか見ないものです。
「後光」とは光の後と書く、光の後には何があるのかよく見なければ良い方向にも悪い方向両方に行くかもしれません、その判断をするのは「自分自身」なのだから。
長平良 洋史
