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ひーちゃんのつぶやき

「ヴ」という文字とは

2019-03-30
 母音に濁点がつく文字はマンガの本でよく見られますが、なぜ母音に濁点がつけられるようになったのでしょうか?「ウ」に濁点がつけられるようになったのは「福澤諭吉」の発案である。
 1860年出版の『増訂華英通語』に用例が見える。かつてはワ行のワ、ヰ、ヱ、ヲに濁点を付して 「V」音を表現すること(ワ゛、ヰ゛、ヱ゛、ヲ゛)も行われたが、一般的にはならなかった。1954年の「国語審議会」の報告で「V」音はなるべく「バ行」をもって表記するよう推奨されていたが、1991年の「国語審議会」が答申した「外来語の表記」では原語になるべく近く書き表そうとする場合に 「V」音を「ヴ」によって表記することを容認し、同年公布の内閣告示二号により、国語表記のよりどころとなった。学校教育において小学校では教育的配慮から「ヴ」の表記は避けることとし、中学校において一般的には「バ行」で表記されるが必要のある場合は「ヴ」で表記されることを教え、双方の読み書きが出来るようにする旨の指針が打ち出されている。
 さて私たちはいつ「ヴ」という文字を見たり書いたりしているのだろうか?「V」の音に「ヴ」を用いることが多くなった現在では、ヴァカンス、ヴァイオリン、というように、これらの外来語に本来含まれた 「V」をヴで表記する例も現れ、日本語においては、ヴとバ行の表記が混在するケースや誤表記を招くケースがままある。
 ただしあくまで表記の問題であり、日本語の音韻としては現在も「B」と「V」の区別は定着していないため、「V」で始まる単語では、ヴァイオリンやヴァカンスなどがあるが「ヴァ」と書かれていても読み方は「バ」と発音する。このことが上記のような表記のゆれにつながっている。
 しかしこの「ヴ」が4月で世界地図から消える事が国会で可決・成立したという、なぜか?国名の表記では「現地の発音に合わせる」のが基本ですが、その一方「わかりやすさ」も重視しています国民にとって馴染みのある表記を調べるために、流通している辞典など9冊の資料を参照したところ、「ヴ」を使用しているのは1冊のみで、残りの8冊は使用していませんでした。それで表記を変更する必要があると判断したという。なくなってしまう国は、カリブ海に浮かぶ島国「セントクリストファーネイビス」とアフリカ大陸セネガル沖の大西洋上にある島国「カーボヴェルデ」という国名が「セントクリストファーネイビス」・「カーボベルデ」と表記されるようになった。
 「クリスマス・イヴ」とか「アダム&イヴ」という今まで使っている「ヴ」は残してほしいが、「ブ」と同じ読み方をする「ヴ」は使いたい人は使ってもいいようにすればどうかと感じる。
                                            長平良 洋史
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